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クーマンのショパンエチュード

ショパンエチュード10-2

ショパンエチュード10-2 この曲も10-1と同時にたまにミナトピアノ練習室で練習しています。へたくそなエチュードを弾いていたら多分私です(汗

10-2は知っている人は知っている、知らない人は覚えてねの名曲です。頑張って弾いても頑張って弾いても指がもつれる、音がくっつく、筋肉が硬直するなどとてもとても大変な曲、間違いなく難局であります。

10-2と10-1、どちらを弾きたいというとほとんどのかたは10-1を選ばれるのではないでしょうか。超難しい割に全然演奏効果がない、聞いていて?マーク、つまらない、など散々な意見をネットで書かれていますが大まかにいうとその通りだと思います。

この曲は、ピアノの調律が大きく影響してくると個人的には思います。キラキラした正しい清潔な音が出るピアノ例えばスタインウェイとかヤマハの調律仕立てとか、そういうピアノでないと良さが特にわかりにくい曲のような気がします。ところどころに美しい和音がちりばめられていて、それらが何とも言えないキラキラとした音を出してくれます。調律が狂ってさえいなければ。

全体的にピアノで弾く(弱く、の意味)曲なので弱い音がキチっと出るピアノでないと、特に電子ピアノでは何がいいのか全然分からない曲だなと思いました。しかしちゃんと調整でいているピアノで正しく奏でると、

「芸術が降ってくる」

こんな感覚に襲われる曲です。続きます。

ショパンエチュード10-1について語る

皆さまこんばんは。

またまたミナトピアノ練習室で夜練している最中に閃きました。調律を1番の部屋したようなので弾いてみました。調律師変えたのかな?音色が変わってしっかりしたピアノになりました。いい音~~!

10-1ですが、この曲の練習方法として、私はいつもピアニッシモで弾くように練習しています。すごくノリがいい曲なのでドダダドダダダと弾いてしまいがちですが、アルペジオが崩れるんです。

右手のアルペジオの強さが均等にならない。均等にするという意味では25-1のショパンエチュードに似ていると思います。余談ですが110~のエチュードと25~のエチュード、ちょうど10曲ずつです。これらの曲目同士、10-1と25-1等因果関係があると思うのです。

例えば10-2と25-2もなんだか似ていると思いませんか?25-12も第二の革命と言われていますし。革命は10-12ですね。ピアノは昔、ピアノフォルテという名前だったのですがピアノという名前だけが残りました。今でもカルテットなどだとpfと表示されるのはその名残でしょう。

その中でもピアノという名前が残ったのは、やはりピアノで弾くことに意味があるような気がします。ピアノが弾ければフォルテも弾ける。ゆっくり正確に弾ければ早くも弾ける。そんな楽器じゃないかしらピアノって。

などと偉そうに講釈してみましたが私はアマチュアですしまだまだ未熟。今日も頑張って練習します♪

Updated: 2016年3月28日 — 9:15 PM

ショパンエチュード10-1について語る

またまたショパンエチュード10-1について語ります。

今回は連打音について。

ドとド が連続して打つ部分が複数回出てきます。これがドだったりラだったりもするわけですが、この左右の親指同志で打つ連打音はピアノの曲ではそう多く出てきません。その為この練習自体が未熟になりがちなのでこの練習もショパンが残してくれた遺産なのではと考えています。

左手のド の後に右手のド を打つタイミングが難しい。何十回か弾いていると、すごくいい ド の音が出ることがあります。

またすぐでなくなってしまうのですが、たまに本当にいいドが出ます。

いろいろ試行錯誤した結果、

「鍵盤の底まで右手で音を響かせる」

ことが大切であると感じました。そうするとブワッと音が広がってゆく何とも言えない音の波紋が出来てきます。波と表現したらいいでしょうか。

この波紋を大切にすると、中間部の難易度の高い右手の部分も不思議と弾けるようになりました。ラとラの連打音の部分ですね。

左右の連打音の練習として響きを大切に弾いていくと今度は連打音ではない部分の左手が寂しく感じてくるので、ピアノの奥を鳴らす感覚で左手のオクターブだけで音の波紋を作っていく必要が今度は出てきます。

などと勝手に考えています。今度ミナトの先生に聞いてみようっと☆彡

Updated: 2016年3月27日 — 3:18 PM
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