ショパンエチュード10-2
ショパンエチュード10-2の続きです。
何が降ってくるのかというと、中後半の盛り上がりの部分です。この部分のためにほかの部分が存在していると考えています。
はじめから自分がどのように気を付けながら弾いているかといいますと。
左手:とにかく「軽く」黒鍵のエチュードの随所にも見られるような軽さが、この曲ではたくさん求められています。ほぼ9割がた、左手は軽さがポイントといっていい気がします。
右手:いやになるほど難しい3,4,5の練習です。特に3,4。10-1で鍛えた5の指を今度は白い鍵盤と黒鍵でうろうろうねうね
一番最初のタララララララの部分だけで3,4,5がきっちり離れているかが問われるので最初から気入れて弾かねばと思います。そして初めの難関の部分の少し前にたくさんの音での和音部分が出てくるのですがこれをちゃんと発音するととても美しい!でも押さえるのだけでも大変なのですが(汗
その後難しい部分へと差し掛かり、その部分は右手もできるだけ軽く。後になってもとにかく軽く脱力して脱力して~~~そうすると、高音部からアルペジオが下りてきます。この部分をいかにキラキラ弾くかが最重要ポイントだと思います。
この曲は、上手く弾くだけだと技術のある人でできるのですがそれだと音楽的にならない。本当に技術と音楽的感性がある人が弾かないと、10-2の本質が見えてこない、そんな気がします。昔一度ショパンコンクールIN ASIAでこれを弾かれた方がいらっしゃって、感動した記憶があります。その方は銀賞をとってらっしゃいました(金は該当者なし)
とにもかくにもすごく練習になる曲ですので、これから恐らくずっと弾いていくことになる名曲だと思います。
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