フォースポジション
前回までに、ファーストポジションとサードポジションについてお話しました。今回は第4ポジション、フォースポジションについてお話してみたいと思います。前回と同様おすすめテキストは全音楽譜出版社のサードポジションが良いと思います。他ポジションと考え方は同様ですが、左手の高さに注意が必要になってきます。鏡と平行に立って左手の位置をチェックしてみてくださいね
前回と同様、A線を例題にしてみます。ファーストポジションでは「1がシ」「2がド」「3がレ」「4がミ」の位置で各指をおさえますね。
「4のミ」の位置に人差し指「1」を持ってきます。これがフォースポジション、第4ポジションの事です。
ファーストポジションを基本に考えて、どの指の音に「1」を持ってくるかでポジションが決まります。臨時記号がついて半音上下していても同じ考え方です。
サードポジションに慣れてきて、手の形やつく位置の感覚がつかめてきたら次の段階としてフォースポジションの練習を行います。慣れるまでは勿論移動音を入れながら行ってください。
ファーストポジションから、セカンド、サードポジションへ移行するときは親指を伴って手首はそのままの形なのですが、フォースポジションより上のハイポジションへ上がる際は必ず手首を内側に入れてから移動します。手首を先行させて上へあがる意識を付けてください。
ハイポジションになるにつれて、どうしても左手の形が崩れやすくなります。どんなハイポジションの位置であっても4の小指が自由におさえられる状態にしておいてください。
多少の指の長さの違いと個人差がありますがフォースポジションより上のハイポジションは人差し指の付け根がネックから離れてしまいます。
そしてサードポジションに比べて、左手の高さが高くなり、手前にきます。(ヴァイオリンの上に出てくる目視できる面積が広くなります)。
G線は最も左手が高くなりD線、A線、E線と高さが下がります。この部分を鏡の前で確認しながら練習してみてくださいね。
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