歌うたいのヴァイオリン
ヴァイオリン練習生のボーイング練習についての投稿です。歌うように音を奏でる楽器、ヴァイオリン。まずは自分自身が伸び伸びと歌えるように練習する、という斬新な練習方法。ぜひ参考にしてみてください。
ヴァイオリンの音は、人の歌声に近いと言われており、滑らかに歌えるとヴァイオリンも滑らかにエレガントに弾くことができると先生に教わりました。実際、私が教わっているヴァイオリンの先生はとっても歌がお上手で、効果的な練習法を伺うと、「歌うことだね」と仰っていました。ヴァイオリンの上達に直結する練習法なのか疑わしく思ってしまいましたが、とにかくやってみようと思い、初めて見ました。
私はこれまでピアノ、ホルン、サックスの経験があり音楽が大好きでしたが、葉加瀬太郎さんのエトピリカが大好きで、そのエトピリカを弾けるようになりたくてヴァイオリンを始めました。
それを先生にお伝えすると、「じょあまずは自分自身が伸び伸びとエトピリカを歌えるようにならないとね」と仰いました。
何度もCDで曲を聴いて、歌うという練習法を始めました。これがヴァイオリンの上達に繋がるのか最初はわかりませんでしたが、続けているうちに、抑揚のつけ方やタイミングなどがどんどん掴めてきて、ますますその曲が好きになっていったのです。
そしてようやく楽譜を見ながら歌うようにして、その後ヴァイオリンで練習を始めたのです。
耳で聞いたまま歌ってから楽譜をみて、その後ヴァイオリンで弾くという練習法は、予想以上の効果を見せました。いつもより、どんどん弾けるのです。楽しくて楽しくて、気がついたら弾けるようになっていました。
最初は疑心暗鬼でしたが、今ではこの練習法が私のベーシックになっています。