ボーイングは弓の根元で弾く
ボーイング練習法のご紹介です。弓をまっすぐに動かすこと、良い音を出すためボーイングの練習法、弓の根元で弾く。ぜひお試しください。
ヴァイオリンの弦と弓は直角に交わっているのが良いでしょう。鏡を見ながら弓を動かす練習法を心掛けてください。E線側では弓のフロッグが手前になるように、G線側では弓先がやや手前になる方向に曲がるように弾くとうまくいきます。直交している時が、通常は充分弦を震わすことができますし、雑音も減るので効果的なヴァイオリンの練習法になると思います。
ヴァイオリンを弾く際には、弦を横の方向に振動させることを意識したほうが良いでしょう。横の振動が駒を経て縦振動になり表板を振動させるためです。あと駒よりに弓を寄せて弾くと美しい音がでます。指板の近くで弾いている音はしっかりと振動しているわけではなく力のない音になってしまいますからね。駒の近くで弓を動かすのが一番ベストだと思います。
ボーイングは弓の先ばかりで弾くことすると変な癖がついてしまい、音が小さくなってしまったりいい音が出にくいです。あとアップで弾く癖がついてしまうと弓と弦が直角になることが少なくなり姿勢もわるくなります。ダウンから弓を返す時は、手首をしならせて返すのが良いでしょう。初心者は肘だけで弾いてしまう人が多いですが、肩の力を抜いて手首で返すようにしたら効果的です。ダウンで弓を返す練習やダウンで重点的にボーイングをしたほうが姿勢や音が良くなるのでやってみるのが適切だと思います。