第1回:久々なので、慣らし運転 (2016年4月22日)
(練習時間:約2時間半)
ヴァイオリンを弾くのは本当に久し振りです。ブランク一年くらい? ちょっと放置しすぎました……。
・まずは、楽器の状態を確認。表板と裏板のふちをまんべんなく軽く叩いて、はがれなどがないか、チェック。楽器の空洞の中に立っている柱が倒れていないかもチェック。弓のコンディションも見ます。少し弓の毛が少ないかもしれませんが、状態はまあまあです。
・さっそく弓の毛に松脂をぬって、調弦して、準備運動開始です。調弦も現役当時に比べると相当に時間がかかります。
・肩慣らしと、寝ている楽器を起こすのを兼ねて、まずは指で弦を押さえずにそれぞれの弦を弾き、次にト長調のスケールを弾きます。指がまるで言う事をききません。楽器も寝ていて鳴りません。当たり前ですが。注意するポイントは、特に力の入りにくい左手の小指の形を崩さないこと。
・30分くらいで指に力が入るようになってきました。重音の練習もします。長い間弾いていなくて難しい技術を練習できる状態ではなく、いきなり無理をすると指を傷めるので簡単なもののみ。
・楽器をいったん置き、楽譜を初見で歌ってみます。初見がとても苦手なので、手でテンポを取りながらゆっくりと。
・楽器を持って少しずつ弾いていき、指使いと弓使いを楽譜に書いていきます。この曲は少し癖のある譜面かもしれません。太い弦の高いポジションで力強い音を出すのか、細い弦で素直な音を出すのかの選択と、効果的な音を出す弓使いの選択を行っていきます。ゆっくり弾いた時と、指定のテンポ通りに弾いた時とで使うべき指使いが違うこともあるので、両方やってみます。
今日はここまで。
【気付いた点】
ヴァイオリンを弾く時には、深爪ぎりぎりくらいの長さに爪を切っておかないと、指の形がきちんと取れない。普段の生活のちょうどよい長さではダメ。長期に渡って離れたからこそ気付けた点だったかもしれません。