1日の練習メニューを見直そう
ヴァイオリン練習生の一日の練習メニューに関する記事です。演奏会が近い時のヴァイオリンの練習法、とにかく基礎の基本をしっかり学ぶなど。
以前ヴァイオリンを習っていた際は、とりあえず毎日ヴァイオリンを触る事、という当たり前のことを目標にしていました。
アマチュアのど素人だったので、とりあえず音階とアルペジオを40分くらいかけてゆっくりとする練習法でした。ボーイングなどの基礎練習をとにかく毎日丁寧に繰り返して、間違えずに音程を取ること。これだけに集中していました。
この基礎練習をやるだけでも最初はグッタリで、こんなに疲れるのならヴァイオリンなんてやめてしまおうかと思っていたほどだったので、目標を下げて、毎日とりあえずヴァイオリンに触れる、ということだけを目指してするようにしていました。
通っていたレッスンの他に、所属していたサークルのような活動ではとにかく演奏会多く、基礎が出来ていないのに、みんなで合わせて練習しよう、という機会が多くとても困った記憶があります。
その際は、練習には参加をするが無理にあわせて弾き続けると変な癖が付きそうだから、個人の練習を重視しなさい、とレッスンの先生に言われました。まずは丁寧に音階を取り、ボーイングやビブラートの練習。
そして、とにかくゆっくりでいいので音程を外さないように演奏する事。音程がうまく取れるようになったら、メトロノームを準備して少しずつ少しずつペースを上げていく事。これが個人で出来るようになれば、みんなで合わせる時も無理せずにペースについていける、と教えてもらいました。
ヴァイオリンをやっていて、毎日何時間も練習しているのに全く上達しない、という方はまず練習法が間違っているはずです。音階が出来ていて、ヴァイオリンの基本がなんとなく出来ている、ではダメなのです。
ヴァイオリンは基本が完璧に出来てからこそその先にいけるもの。基礎がまだまだなのに、その先の練習をしていても何も変化は見られません。とにかく、上達しないなぁと思っている方は、1日の練習メニューを一から考え直して、基礎を固めるべきです。
基礎がガッチリ出来るようになると、自分でもわかるほどぐんぐん成長していく事でしょう。