ヴァイオリンを持たない有効な練習法
ヴァイオリン練習生のヴァイオリンを持たない有効な練習法に関する記事です。鉛筆を利用した弓の持ち方の練習法、ヴァイオリンなしで行うビブラートの練習法などのご紹介です。
ヴァイオリンを上手く弾こうと思えば、練習が必要ですが、いろいろやることが多くて時間がないかもしれません。そこで、発想を変えてみて楽器を持たない練習法を考えてみましょう。
そのような練習を行うメリットは、時間の合間を有効に活用できることにありますね。ヴァイオリンがそばにないときでも練習することができます。
また、ヴァイオリンなしの練習では、ヴァイオリンを持っていてはできない種類の筋肉トレーニングが出来る面もあります。したがって、楽器がないから仕方なく楽器なしの練習で済ませるわけではありません。楽器なしと楽器ありの練習を両方組み合わせてやっていくのが効果的ですね。
いろいろな練習法がある中で有名なのは、電車の手すりをネックに見立てて左手指の動きを練習することです。同じ練習を、右手の人差し指と中指を立てて、薬指と小指を折って、それに左手を這わせることでやることもできます。
それ以外にも、ハンドグリップのような手のひらで握って、人差し指から小指までの4本の指を別々のバネ付きのボタンにおいて、それをゆっくり押し込んで一定のところで保っておくようにして、じっくりと指先の力を鍛える方法があります。試してみるといいでしょう。
また鉛筆を利用した弓の持ち方の練習法も有名です。鉛筆を弓の持つ部分と見立てて練習するのです。簡単で手軽にすることができますよ。
ヴァイオリンを使わないビブラートの練習では、左手を真っ直ぐに突き出して、軽く握った左手を揺らすようにします。そのときに、手のひらが左手を突き出した方向と一直線になる場所を定位置として、そこから手のひらを自分に向ける場所までの往復、そこから手の甲を自分に向ける場所までの2種類の揺らし方をして、少しずつテンポを上げてみます。
この練習は、一様な動きを長い時間繰り返せるようにするのが目標で、かつ、その動きをするときに前腕に力が入らないように気をつけます。力を抜いて根気よく練習すれば、必ず上手くなりますよ。
楽器なしでやる練習は、左手の練習が中心です。なぜかというと右手の練習は、棒のようなものがないと効果的に出来ないからです。