ヴァイオリンの正しい選び方
ヴァイオリン練習生のヴァイオリンの選び方についての記事です。ヴァイオリンを選ぶ上で重要なのは、適正な価値、楽器の作りとコンディション、あとは音色・音量、新作ヴァイオリンとオールドヴァイオリンの違いなど。ご参考になれば幸いです。
初めてヴァイオリンを購入する際、まず事前に注意してほしいのは予算と好みの音色ですね。予算は、ある程度余裕を持たせて考えてください。予算よりも少し安い、もしくは少し高いクラスの中にお気に入りの楽器があるかもしれませんからね。
好みの音色はなんとなくでも大丈夫ですね。例えば、明るい、柔らかい、華やかとか透明感のある、落ち着いた感じなどです。お気に入りの奏者の音を思い浮かべても良いかもしれません。自分自身の練習法にあった楽器を手に入れてほしいですね。ヴァイオリンには人それぞれ弾き方が有りますからね。
予算と好きな音色というこの二点を、しっかりと検討してみると、実際のお店での楽器選びがしやすくなると思います。あと音色によって練習法も変わる可能性もあるので大切ですね。
ヴァイオリンを選ぶ上で重要なのは、適正な価値、楽器の作りとコンディション、あとは音色・音量です。たとえ音色が好みであっても、作り・コンディションが著しく悪い、価値が適正でない、といった場合は選ぶべきではありません。練習法によって音も変わったりしますからね。
音色の好みは、個人的差があるので、高ければ良い楽器・良い弓というわけではありません。ヴァイオリンの響き、音量ですが、耳元で大きな音のする楽器が遠くでも大きな音で鳴っているとは限りません。耳元ではさして大きな音がするわけではないのに、遠くまで音が良く通っている楽器もあります。
プロのバイオリニストの方々は、耳元の音と共にステージでの響きも考えて選びます。
新しいヴァイオリンは、初めは音色、手応えなど若干の硬さ、弾き難さを感じますが、きちんとした奏法で弾き込んでいくと徐々に弾き易く、馴染んだ音色に変化していきます。この馴染む時間や程度は、楽器の作りと奏者の弾き方の影響が大きいのでそれぞれ違います。
作りが良く充分弾き込まれた古いヴァイオリンは、成熟し枯れた音色を持っています。新作にはない倍音の豊かさ、柔らかさなどは魅力的です。特に17、18世紀の楽器は独特の音色を持っております。また、作りの良い楽器でさらにニスが良いものは風格を伴っています。