ヴァイオリンのポジション移動について
ヴァイオリン練習生のヴァイオリンのポジション移動についての記事です。ヴァイオリンのポジショニングの主な練習法、第三ポジションの練習法、ポジショニングをスムーズに行う方法などをご紹介しています。
まずは、正しい押さえ方をしているか確認します。その手の形でそのままスライドさせて、ゆっくり、ポジション移動します。
ポジション移動するときに手の形が変わってしまうことで指の角度が悪くなり、正しい場所だと思うところに指を置いても微妙に指の角度が変わることので、ヴァイオリンの音程が悪くなってしまいます。
手の形、指の形を変えないということに注意してゆっくり、弓を使わないで何度も練習します。
何度やっても手の形が変わらないでポジション移動できるようになったら、弓を使わないで早くポジション移動してみます。そして弓を使って正確な音程になっているか確認しましょう。できていなかったら、できるまで何度も繰り返します。
はじめに弓を使わないでゆっくりから早く動かし、今度は弓を使ってゆっくりから早く動かす練習法が良いでしょう。繰り返し練習し、筋肉に正確な位置を覚えさせることを意識して練習してみたらいいですね。
まず、A線のBを1の指で押さえ、そのままスライドさせてDの高さまで移動したら、2の指でEを押さえます。
Eを押さえている時も、1の指は指板のDの位置を押さえておきます。またどのポジションに上がっても、1の指が基本ですね。1の指の位置がずれていると、どの指を押さえても音が取りにくいので注意してください。
一瞬だけ手の甲を少し反対側に動かして反動をつけた方がスムーズにポジション移動を行うことができます。
低いポジションから高いポジションにポジション移動をするときに、こういった反動を意識的に行うと良いでしょう。逆に高いポジションから低いポジションへのポジション移動はそこまで気をつかう必要はありません。力加減が難しいので気をつけてください。