ボーイング スタッカートについて
楽譜の難易度が上がっていくと、普段見慣れない記号が出てくると思います。
新しいアーティキュレーションの演奏記号が出てきたら、それは上達の証です。
スタッカートの意味、奏法、練習方法についてお話していきたいと思います。
スタッカートとは音楽の演奏の際アーティキュレーションと言われる演奏上の様々な音楽的表現の奏法の中の1つです。
スタッカートstaccatoは本来の音の長さより短く(約半分)で演奏する事を指示する用語です。音符の上又は下に「・」をつけて表記されたり、イタリア語でstacc.と略語で表記されたりすることがあります。対義語はレガートlegatoになります。
楽譜上に、特別に弓を使う箇所の記載がない場合は基本的には弓の真ん中辺りで行います。弓を弦にしっかりと密着させて人差し指で圧力をかけてそのままダウン(下)方向に弓を運びます。
瞬発的に圧力をかけるので、弓の毛と木の間の空間が狭くなります、それが確認できたら圧力を抜きましょう。そしてしっかりと止める。
同じようにアップから運弓をする。この繰り返しです。最初は上手く圧力がかからず弓をコントロールできないと思いますが繰り返してるうちにコツがわかります。
音を短く切る奏法とはいえ、音の響きが残らないと意味がありません。最初は解放弦のA線かD線で練習する事をお勧めします。真ん中の2弦は右腕の角度も床と並行に近いので弓が指板側に滑る事が少なく安心して練習する事ができると思います。
ご自身でで弓にチョーク等で使う幅の目印をつけ、その目印の位置で弓を止める練習方法も良いかと思います。慣れてきたら、目印は消して下さいね。目で見て確認するのもとても大切ですが、やはり最終的には感覚が大事になってくると思います。慣れたらG線→E線と進んでみてくださいね。
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