指が動かないからこそレッスンから!
久しぶりにピアノに触れるから、久しぶりすぎて全く手が動かない!そんな時、もう少し練習してからレッスンを受けよう。というのは間違いです。ある条件を満たさない限り、失敗する可能性大。その理由をご説明いたします。
久しぶりだからこそ、レッスンからはじめるべし
指が動かなすぎて、愕然
大人になって久しぶりにピアノを弾いたら、あまりに指が動かなくて、愕然としたこと、ありませんか。ミナトミュージックサロンでも、体験レッスンの後に「もうちょっと練習してからにします!」とおっしゃってレッスンを受けず練習室に通われる方もいらっしゃいます
レッスンを受けず練習室に通ったその後
そして、ほとんどの場合、数週間で、こなくなってしまうんです。なぜかお電話でヒアリングしたところ、「あまりの指の動かなささにびっくりして先生に申し訳ないと思った」「もっともっと練習しないと思ったら疲れてきて」これは本末転倒! 練習して上達するつもりが挫折してしまってはどうしようもありません。レッスンをはじめに受けるべき理由をご説明します。
正しい練習法ではないかもしれない
あなたは、どう練習していたか克明に昔を思い出せますか?どの楽譜をやっていたか、程度でどのようにどこを気をつけて弾く、とまでは思い出せないのではないでしょうか。もし間違った練習方法をすると、指が戻るスピードは格段に落ちます。さらに言うと、あなたがピアノから離れていた数年~数十年の間に、ピアノの指導法は劇的に進化しています。楽譜もバイエルよりいいものがたくさん出ました。なまった指を戻すトレーニングなど、最新の奏法を先生から学んで、そこから指を戻したほうがよほど早いのです。
目的があるから、人間は頑張れる
例えば、レッスンの予約をして、その為になら大人なら頑張れます。しかし、そういう条件が無い状態では人は限りなく弱い存在なのです。2キロ先のゴールまで走れといわれれば頑張れるかもしれませんが、どこまで走れといわれると、数百メートルでへたってしまいます。うまくなったらいつかレッスンを受けよう、いつか→なかなか満足できない→やめる という悪循環に陥ってはいけません!
もちろん多少 指が動かないことで恥ずかしい思いはするかもしれませんが、そんなの初回、次の回くらいです。あなたの目的は、あくまでピアノの上達にあるはず。だからこそ、最初からレッスンの日程を組んで、それまでに全力でレッスンに向けて練習しましょう!それが上達への近道ですよ♪